|
ワシントン・スクエア()は、アメリカ合衆国オレゴン州タイガードにあるショッピングモールである。ポートランド都市圏のオレゴン州道217号線沿いにあり、単位面積当たり売上高は716米ドル/平方フィートと全米指折りの水準を誇る。1973年に開業した当モールは、現在は不動産投資信託マセリッチ・カンパニー(The Macerich Company)が所有し、中核店舗にメイシーズ、ノードストローム、JCペニー、シアーズを構える。2008年3月には5番目の中核店舗としてディックス・スポーティング・グッズを迎えた。 == 歴史 == 1972年5月3日、当時オレゴン最大のショッピングモールを建設する計画が、ウィンマー・パシフィック〔"Shopping center contribute to fast-growing phenomenon". ''Hillsboro Argus'', October 19, 1976.〕(1967年にセーフコ傘下となったデベロッパー)により発表された。の面積に100以上の店舗の入居を見込み、の敷地にL字型のの建築物を置く開発地区である。1973年8月16日、マイヤー・アンド・フランクが最初のテナントとして登場〔。シアーズとリップマンズが11月に入居し、続いてリバティーハウスとノードストロームが1974年夏季にオープンした〔。モール本体は1974年2月21日に開業した〔 。 1979年、フレデリック・アンド・ネルソンズがリップマンズを買収し名称を変更。1980年にはマーヴィンズが当初リバティーハウスが入居していたスペースを継承した。元々ワシントン・スクエアがあった場所はビーバートン、タイガード、ポートランド近郊に位置する非法人地域であったが、1986年、3市の間でこの地区を巡って領有権紛争が勃発した。その結果、タイガードがワシントン・スクエアの地域を、リンカーン・センターやエンパシー・スイート・ホテル等と共に併合する権利を勝ち得た〔。フレデリック・アンド・ネルソンズが1991年1月に破産し閉店すると、ノードストロームが空き地となった同敷地を取得し、既にワシントン・スクエアに持っていた同社店舗の拡大に乗り出した。そうして完成した新しいノードストロームが1994年に開店。元々あったノードストロームはモール本体が取得し、当時進行中だったモール改修の一環としてフードコードや新たな小売スペースとして改造した。ワシントン・スクエアは1990年半ばまでに、単位面積当たり売上高が全米トップ10%に入るまでに成長した〔。 1998年12月、シアトルに本社を置く保険会社セーフコがワシントン・スクエアを売却し、これをマセリッチ・カンパニーとオンタリオ教員年金基金が取得した。売却当時、ワシントン・スクエアは「西海岸有数の単位面積当たり売上高を有するモール」として、500米ドル/平方フィートに到達〔 〕。不動産投資信託のマセリッチ・カンパニーがこの不動産の管理を継承した。2005年、マセリッチは100,000平方フィート(9,300平方メートル)の規模の増築を行い、チーズケーキ・ファクトリー、セフォラ、ルーシー・アクティブウェア、ゴディバ・ショコラティエ、ウィリアムズ=ソノマなど30以上の店舗を新たに迎え入れた〔。またこの時、モール全体に改修工事が行われ、2つの新たな駐車場が建設された。2005年11月、マーヴィンズが閉店し、敷地はモール本体に売却された。2008年3月、マーヴィンズがあった敷地に新たにディックス・スポーティング・グッズが入居した。 2011年2月、スウェーデンの衣料品小売であるH&Mがワシントン・スクエアに開店。オレゴン州内で2番目の店舗となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワシントン・スクエア (オレゴン州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|